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◆協力隊 って、ボランティアなの?◆ 「派遣前訓練」といって 3ヶ所あるんですが 私は長野県の「駒ヶ根訓練所」で 約3ヶ月間の 合宿訓練に入りました。 訓練は 英語、フランス語、スペイン語をはじめ、アフリカやアジアの言語学習が半分以上を占めていますが、その間隙をついて 訓練生同士で 色々なプログラムをします。 テーマは一応 各プログラムごとにあるのですが、掲示板に貼りだされる沢山のテーマを見て、自分にはこれなら出来そうだというものに、自主的に参加します。 語学のクラスも 規定の授業に出るだけでなく、自主的にいろんな教材(ビデオ、テープ、インストラクターとの会話、たまには合宿所柄からけ出して 駅前に飲みに行ったり・・・)にトライして 自分のものにしていく努力を続けます。 訓練プログラムは 基本的に 隊員候補生(合宿訓練の終了するまで”隊員候補生”と呼ばれます・・・まだ決まったわけじゃないよ〜という意味)の自主性に任されています。 協力隊に入るまで今まで世間で親しんできたものは、他人がするから自分もする、というものが 多かったように思います。 会社で仕事するのも するべき業務があり、上司の指示の下、同僚とその場のルールを遵守して 予定の時間内に仕事をこなしていく。 JOCVの訓練所内でも
団体生活ですから、起床・就寝時間、食事時間など基本的なルールはあります。 もう何年も前のことなので、くわしいことは忘れました、が、そのときは腹の立ったことも・・・。 例えば、私の語学クラス(英語)のオセアニア圏に派遣された男女は帰国後、幸せに結婚、いまは子供もうまれ幸せに暮らしているそうです。 しかし、協力隊が 一般の仕事と違うのは
これから派遣される任地に対して、「自分は何が出来るのか?」「どのように活動していくのか?」「現地の人たちとどのように付き合っていくのか?」・・・等を派遣国・地域により
一人一人状況が違うので、「自主的に」学び、調べ、訓練していかねばなりません。 何故、このような訓練をするのか? 「派遣前訓練」(人によっては 数週間〜1年ほどの『技術補完研修』もある)は 隊員になる前、異文化に適応するための訓練で、これが終了して初めて正式に「青年海外協力隊」となります。 協力隊員としての 任地での 2年間ちょっとの間もいろいろなことがあったけれど、この3ヶ月の合宿訓練も 印象的なことがいろいろありました。 百何十種類 という職種があり、年齢も 20代前半から40台に入った方もいました。日本全国から集まってきて 今までほとんど知らない職業の人、大学卒業したばかりの人、いろいろな方言・・・・。 世間の学校、会社という組織とは 全く違う、言わば 社会の縮図、しかも、個性的な人ばかり・・・・ よくもまぁ、こんな いろんな人間が 世の中には いるもんや〜( ゚Д゚)ポカーン ・・・・この3ヶ月だけでも 衝撃的でした♪ 約150人の 見知らぬ人間が 3ヶ月間、人里はなれた 山の中で 合宿するのですからいろんなドラマがありました。同級生が作った アルバムには「人生劇場」という サブタイトルがあったくらい・・・ 今思うと、この 混沌とした集団生活こそが 見知らぬ途上国 で生き抜くための 訓練であり、“自主的に働く=ボランティア”の 概念を、(頭ではなく)体得することだと気づきました。 「ボランティア は 奉仕すること」と、常識的 には認識されていますが Volunteer を英語の辞書でひいてみると「自主的に行う」と
いうことです。 故に 「協力隊」って 「ボランティア」 なんです(* ^ー゚) *ボランティア の 原義は 外国の軍隊に自主的に参加する 兵隊、という意味だそうです・・・。
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