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◆どんなことをするの ?◆「協力隊」(JOCV) という名前の通り、派遣された国の人々と 協力 (Cooperation)して 任地(派遣された場所)の発展に寄与するための活動をします。 JOCV: Japan Overseas Cooperation Volunteers の略 私の場合は 臨床検査技師 という専門職だったので 勤務する病院のスタッフ (院長、婦長さん、看護師、その他のスタッフ)の一員となり、日々の実務を通して 改善すべき点を見出し、自分で出来ることはすすんで実行するように心がけました。 最初にしたのは わたしのオフィス(検査室)が余りにも汚い、、、コンクリートのたたきの床だったが、砂があちこち溜まっている、犬が入ってきて泥が あちこち付いている。。。。なので、毎日 掃除をする(毎日すると 周りの人もするようになってきた) シンクの下、薬品棚に ゴキブリの死骸、虫の糞があちこちにあふれていたのを
掃除、検査器具の洗浄、機器をきれいに拭く、整理整頓、片付け・・・ 「まず観察|-`).。oO(・・・・・・・・・)」 赴任したての頃
全く見知らぬ場所、人々に戸惑いました。 彼らは 日本のような高収入で 今まで働いたことが無い。 たとえば ブータンの看護婦さんの
平均月収は 5年以上のベテランでも約6,000Nu(ニュルタム=約2.8円)1.5万円以下・・・日本の十分の一以下なんです。 そんな彼らに 日本人と同じ仕事しろ、という方が無理なのです。 検査技師のはずなのに、水汲みの毎日・・・。私が任地入りした頃はそんな感じでした。 ◆日本で考えるまでも無い、当たり前のことが 当たり前ではない。◆これは言葉では表現でき無いことです。体験することを通してしか、分からせてもらい得ない。→ 協力隊 の醍醐味 だと思います。 仕事もそうですが、生活の面でも 驚きの連続でした。 ブータン入国後、約1ヵ月間の 首都での 「現地訓練」。たった一月だけは 首都在住だったが
任地は遠く、車で2日もかかる場所!? 日本では物質的に恵まれているのに 何故か病気になってしまうのは 病気=(90%以上) 精神状態・・・と、今では 確信できます。 ブータンでの 2年間 の生活を通して 低栄養な食生活のために (時々日本から 食料を送ってもらってたのにも関わらず) 横道にそれました。 そして 2日間車で走り続け、やっとのことで 任地に到着。 標高 約800mの
山上に開かれた村(病院と中学校だけ) 最初の2週間は その余りにも 日本と違う ひっそりとしたタタズマイに びっくり Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
ナニココ!? UNV の オランダ人夫婦
が住んでいるゲストハウスの屋根裏部屋に泊まりました。 それが、結局は 2年1ヶ月も、同じ任地でがんばれた!?! 今思えば 周囲の多くの人々の 眼には見えない努力・協力 によって 成し得たんだ、と つくづく思います。 「協力隊」とは 協力活動 をすることで 周りの人々に 協力されて、おかげさまで 生きていることの 「自覚」だと思います。 多くの 協力隊 OB/OGが感じているとは思うのですが、
◆実際にはどんなことをするのか◆脱線ばかりですみません<(_ _)> @ 任地のローカルの人たちの生活を体験 ・・・・ということでしょうか? 実際に どんな仕事をするのかは、派遣された現場によって 違います。わたしは保健医療分野・隊員
でした。が、途上国は一般に赤道周辺の暑い国が置く、いまは日本では撲滅されて見かけることも無い、 清潔意識が
日本とは違っていて、ほんとに汚い、と思うことが少ないみたい・・・首都の公衆便所はもとより、普通の家は農家ですから、ブータンでは一般的な家のトイレでも
なかなか水が流れず、ウ○コ があふれている・・・(爆) 故に、彼らのためにも、自分の 身 を守るためにも とにかく 清 潔 第 一 (笑) (:.;゚;Д;゚;.:)クレ、アラシル!!検査室では 先ほどの 掃除の励行、 目算なので、人によっては
若干ですが データが異なってきます。 「派遣前訓練・技術補完研修」 といって、日本にはなく、途上国にはあるような疾患の検査項目を 前もって研修しました。 検査技師・看護婦は 東京・板橋の 帝京大学 医学部 寄生虫学教室 の 亀井先生
のもとで約2週間(だったかな?)勉強しました。 まぁ、日本ではベテランのつもりでも、まったく環境の違う途上国では 自分のスキルなど 通用しないことが 多々あるのです。 日本では ほとんど看護師さんがすることになっている 採血 も、率先して私がやりました・・・・っていうか、日本では女性の検査技師がやることが多かったし、私のような恰幅がいい男がするのは 余り好まれない?・・・という状況があったので、ここぞとばかり 針をさしまくった(というのはオーバーだが)デス♪ おかげで、いまでも採血には結構自信があったりして・・・(しかし、帰国後、健康診断のバイトをしたときに、やはり遠慮されて、、悲しかった(つд・)エーン) また、時々、夜中に呼ばれて、緊急検査もありました。 え〜、手術でもないのに、輸血〜!?!・・・危険だよ〜 Σ(゚д゚lll)アブナッ !エイズにかかったら、どうすんねん!?!((;゚Д゚)オレシラナイ でも、やっっちゃうんですよね・・・・患者と一緒に来た親戚一同の採血、クロスマッチ、必要な場合は輸血バックに200mlの採血、、、 まぁ、途上国ですから、いろいろ、と、あります。。。ひとまず、ここまで(随時、内容を増やします) |
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