くすさんぽ−ハーブの解説
 クミン・アジョワン
 


せり科の種子。この二つは形も似ているハーブだ。
クミン・アジョワン
インドでは長くて蒸し暑い雨季が何ヶ月も続き、
長雨で湿気が体内に溜まりやすくなり 胃腸の働きも衰えます。

クミン・アジョワンは整腸作用があり、消化不良を癒し、腸内ガスを駆風する作用がある。

又料理以外でも 腹痛の時には煎じた水を飲んだりします。
胃痛、下痢の家庭薬で、お腹をすっきりへこませるダイエット効果もあり、便秘の特効薬でもある。

日本の梅雨の時期でもお勧めのハーブ。


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 パンチホロン

梅雨のときは湿気が身体にたまり、内臓機能も低下。
パンチホロン
そんな時。これは胃腸の働き、
消化力をUPしてくれるスパイスが5種類も入っている強力なハーブ。

成分はクミン、フェンネル、フェヌグリーク、マスタード、ニゲラ。

「パンチ」はベンガル語で「5」「ホロン」は「油に入れる」という意味。
英語ではLove in a mist「霧の中の愛」という名があるほどの芳香。

豆、野菜料理、パン、クッキー等に使われる。

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 カルダモン

カルダモンはは、暑い国に暮らす人たちにとって欠かせないスパイス。
からだを温めるスパイスは多いのですが、このカルダモンは体内の熱を取り除き、
からだを冷やす作用があるからなのです。

猛暑の時期には、カルダモンを料理に加えてクールダウンします。

スーッと鼻から頭に抜けるような涼しげな香りが特徴で、からだを冷してくれると同時に、
心臓の機能を高めて呼吸を楽にするリラクゼーション効果もあります。

インドの人たちは暑くて寝苦しい夜や、乗り物酔い、頭痛のときなどに種子を口に含んで
気持ちをリフレッシュさせるようです。
カルダモン
余談ですが、日本のようにお酒を飲む風習があまりないインドでは、
奥さんに隠れてお酒を飲んだ夫が、お酒のにおいを消すために
カルダモンをかじりながら帰宅するとか。
天然の口臭消しでもあるのです。

消化促進、駆風作用、脂肪分解の効果があるので、食後に整腸剤代わりにも食べたりします。

幅広い料理に使われますが、特に甘いお菓子は、カルダモンなくしては語れないほどの存在です。


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