くすさんぽ−ハーブの解説
 カレー粉
 
暑さにやられてゲンナリした身体にもカレーにスパイシーな味と香りで”活!”が入ります。

カレーに使われるスパイスはウルトラバワー。

発汗、消化促進、殺菌効果、エネルギー代謝促進、水分代謝……多彩な薬効があります。

ひと口に「カレー粉」といっても、さまざまなスパイスを混合したミックススバイスなので、
多種多様な製品が市販されています。
カレー粉
ブレンド方法は千差万別ですが、使うスパイスは大きく3つに分類されます

基本@ 着色のスパイス
おなじみの黄色をつくるのは「ターメリック」

基本A 香りののスパイス
カレーの命である香りを生み出すスパイス。「クミン」「コリアンダー」「シナモン」「カルダモン」「クローブ」「フェヌグリーク」「フェンネル」など。

基本B 辛いスパイス
辛さの決め手は「レッドペパー」「ブラックペバー」「ショウガ」「マスタード」など。

この3つの基本のスパイスから、嗜好や素材に応じてブレンドをするのです。つまりカレー粉はスパイスの集合体。へルシーな上にダイエットにも最適なことはいうまでもありません。

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 唐辛子(とうがらし)

体脂肪を燃焼させることで、すっかりおなじみになった「とうがらし」の辛味成分「カプサイシン」。
まさに頼もしいダイエットの救世主なのです。

イギリスで行われた研究で、食事にとうがらしを 小さじ 5分の3 加えるだけで
唐辛子(とうがらし)
体脂肪が燃焼され、エネルギー代謝が 通常の 25%も

促進されたという結果が出ているくらいなのです。

それ以外にも辛い料理を食べて汗がジワッと出てきた経験のある方も多いはず。

実はこの発汗作用こそが、皮膚の代謝機能が弱まっている私たちには大切なことなんです。

汗をかいた後はすっきり爽快、体温が下がって涼しく感じるように、
暑い夏は汗をかくことで温度調節を図っているのです。

そのうえ殺菌効果もあり、消化液の分泌を促すので、暑くて食欲が出ないとこぼしている方でも
ビリ辛味で食欲アップ。

原産地は中南米。コロンブスが新大陸を発見して以来、世界中に広まり、その種類は100種以上。

インドではビタミンCたっぷりの青とうがらしがポピュラー。

夏は香りのいい生の青とうがらしが手に入りやすいので、細かに刻んでカレーに、妙め物に、バスタ料理に!!

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 ガラムマサラ

冷房に長時間あたるとからだが冷えて体調不良になり勝ち。
そんなときは魔法の秘薬"ガラムマサラ"の登場。

いかにもインドの香りが漂ってきそうなこの名前は「温かいスパイス」という意味で、
3種類以上の保温効果の高いスパイスがミックスされています。

血行を促し、手足の冷えを解消する働きがあります。

ブレンドするスパイスの種類や方法は地域によって、あるいは各家庭や個人の嗜好によって違っていて、
いわば日本でいう「おふくろの味」のようなもの。

たとえばインドの西側・ベンガル地方では、基本的にシナモン、クローブ、カルダモンの
3種類をミックスしたものをガラムマサラと呼んでいます。
ガラムマサラ
これを最低限必要なスパイスと覚えておくべきです。

そしてここにブラックベパー、クミン、ローリエ、ナツメグ、コリアンダーなど、
芳香性のスパイスをブレンドしていけばいいのです。

"ガラム"というのは「ホット」という意味ですが、ここでは「辛い」という意ではなく、
温度の意味に使われるそうです。

ガラムマサラを使った料理を食べると血行がよくなり、からだがホカホカ温まるというわけです。

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