くすさんぽ−ハーブの解説
　サフラン


サフランといえばブイヤベースやパエリアですっかりおなじみのスパイス。
からだを温める効果があるので、冷え性で悩んでいる女性のうれしい味方。
もうひとつ、素材を黄色に染める作用もあるので、



サフランを使った料理は目でも楽しめてパーティにぴったり。
サフランは、クロッカスに似た紫色の花の雌しべを乾燥させたスパイス。



高価なものとして有名ですが、それもそのはず、1株に数個しか花が咲かず、

500グラムの雌しべを得るためには7万個以上の花が必要というのですから。
それほど貴重なスパイスなので、大切なお客様のおもてなし料理にサフランが使われます。

インド人にとっては手軽に使えるターメリックに比べて高価たるゆえんです。
北のカシミール地方が主な産地ですが、ヒマラヤ山麓に位置する寒い地方では、

からだを温めるために料理や飲み物にもサフランが使われます。
利尿効果をはじめ、冷え性や生理不順の解消、婦人病などにも効果があるといわれています。
着色用として使う場合は、少し温めると鮮やかな色が出ます。

サフラン色に染まった料理ってなんだかハッピー！？



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　スターニアス


スターニアスという名前にはピンとこなくても「八角」という名前を聞いたら

あの独特な香りを思い出す方も多いのではないでしょうか？
そう、中華料理でおなじみの星型のかわいいスパイス。
料理に1粒使うだけでいつもの中華料理がぐっと本格的な味わいと香りになります。



そればかりではありません。



このスパイスは食後の消化を促進しガスがたまって

おなかがぷっくりと出ないようにする駆風作用があるのです。
つまり、消化力が弱まると体内に消化物が残ってダイエットの妨害要因になるのですが、

スターニアスのはそれを防いでくれます。
だから肉料理には欠かせず、同時に肉の臭みを消す効果もあります。
インドでも肉カレーに使われ、その場合は数種のスパイスとブレンドするので

それほど香りは強烈ではありませんが、このスパイスを単独で使用すると独特な香りが楽しめます。
中華料理にぴったりなのは前述の通り。

さあ、友達が集まったら、飲茶(デイムサム)パーティで盛り上がろう♪
ちょっぴり食べすぎても、スターアニスがあれば心強いですね。



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　ブラックペパー


私たちの食生活に欠かせない、ブラックペパー。
ピリッと刺激のある味がどんな料理にもマッチし、引き立て役になってくれます。
味付けばかりでなく、その薬効も注目モノ。



殺菌効果が高いので喉の痛みを和らげるし、風邪暖また発汗作用があるため



風邪のひき始めにも効果抜群です。
また、ブラックペバーはインドの歌手の愛用スパイスでもあります。



歌いすぎて喉がかれたり、風邪をひいて喉の調子が悪いときには、



ブラックペパーとグラニュー糖を混ぜたものをなめるのだそうです。
すると元気な喉に復活!
ブラックペパーは喉を守り、風邪を予防する薬効があるのです。
また、下痢のときはライムの絞り汁を水で割ったものに一緒に加えて飲んだりと、

殺菌効果があるので家庭の常備薬的な役を果たしています。
さらに、注日すぺき点は、ブラックペバーの辛味成分「ビベリン」には、

とうがらしのカブサイシンと同じ成分があること。
つまり、中性脂肪を分解し、エネルギー代謝を促進させる効果があるのです。
消化液の分泌も活発にするので、消化促進作用がありダイエットにも効果的です。



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